【これだけは守って!】ゴルフ初心者が知っておくべきマナー5選|元研修生が徹底解説

マナー・ルール

「ついにコースデビュー!でも、マナーが全然わからない…」
「変なことして、もう二度と誘ってもらえなかったらどうしよう…」

ゴルフを始めたばかりのあなたが、技術的な不安以上に、この「マナー」という見えない壁に恐怖を感じているのではないでしょうか。

こんにちは!元ゴルフ研修生のkenです。
プロを目指し、ゴルフ漬けの毎日を送っていた私が、コーチからスイング理論よりも先に、そして何よりも厳しく教え込まれたのが、実はこの「ゴルフマナー」でした。

なぜなら、ゴルフはスコアが良い人よりも、マナーが良い人の方が圧倒的に愛され、尊敬されるスポーツだからです。

この記事では、数あるマナーの中から「これさえ押さえておけば、絶対に恥をかかないし、”また一緒に回りたい”と思われる」という絶対に外せないマナーを5つだけ厳選し、その理由と具体的な行動までを徹底的に解説します。

難しいことはありません。この記事を読めば、あなたはマナーへの不安から解放され、自信を持って最高のゴルフデビューを飾ることができるはずです。

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なぜゴルフマナーは「100のスコア」より大切なのか?

本題に入る前に、なぜゴルフではこれほどまでにマナーが重要視されるのか、その本質を理解しておきましょう。

あなたの評価は「人柄」で決まるから

ゴルフは、カートでの移動時間や待ち時間を含めると、約半日〜1日という長い時間を4人ほどのグループで共有するスポーツです。

想像してみてください。どんなにショットが上手くても、自分のことしか考えず、周りを不快にさせる人と一日中一緒にいたいと思うでしょうか?答えは「NO」ですよね。

ゴルフコースは、その人の「人柄」が最も表れる場所。スコアは一日で忘れても、その人の振る舞いは記憶に残ります。「あの人と回ると気持ちがいい」と思われることこそ、最高のゴルファーの証なのです。

全員の「安全」を守るための絶対的なルールだから

ゴルフマナーの中には、単なる作法ではなく、あなた自身と同伴者の命を守るための、極めて重要な安全ルールが含まれています。硬いボールが時速200km以上で飛ぶこともあるゴルフでは、一瞬の不注意が大きな事故に繋がりかねません。マナーを守ることは、自分と仲間を守る最大の防御策なのです。


【元研修生が厳選】初心者がまず覚えるべきマナー5選

それでは、いよいよ本題です。数あるマナーの中から、初心者がまず最初に覚えるべき「5つの心臓部」をご紹介します。

【マナー①】プレーファスト|全てのマナーの基本にして頂点

もし、ゴルフマナーを一つだけ選べと言われたら、私は迷わずこの「プレーファスト(Play Fast)」を挙げます。これは、プレーの進行をスムーズにする意識のことで、ゴルフ界における絶対的な正義です。

なぜ「プレーファスト」が最も重要なのか?

ゴルフ場は、あなたたちの組だけでなく、後続の組が何十組もスタートを待っています。あなたの組のプレーが遅れると、その影響がドミノ倒しのように後続全ての組に及び、ゴルフ場全体の進行が滞ってしまうのです。「スロープレーは最大の悪」。これは、ゴルフを愛する者すべての共通認識です。

初心者ができる具体的なプレーファスト術

「でも、初心者は打つのが遅いから仕方ない…」いいえ、そんなことはありません。ショットの速さではなく、準備の速さでプレーファストは実現できます。

  • クラブを2〜3本持って移動する:ボールの所まで行ってから「あ、クラブが違う」とカートに戻るのは最悪のタイムロス。ボールの距離を見て、「このクラブと、念のためこのクラブも」というように、常に2〜3本持ってボールの場所へ向かいましょう。

  • 自分の打順を把握し、準備しておく:前の人が打っている間に、自分が使うクラブを決め、グローブをはめ、素振りを始める準備をしておきます。自分の番が来てから、のんびり準備を始めるのはNGです。

  • 素振りは1〜2回まで:プロのように何回も素振りをする必要はありません。むしろ、上級者ほど素振りは少ないものです。1〜2回に決め、リズムよく打ちましょう。

  • ボール探しは3分以内:これは2019年から正式なルールになりました。3分探して見つからなければ、潔く諦めて次のプレーに進む勇気を持ちましょう。

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【マナー②】安全の確認|自分と仲間を守る最優先事項

これは「マナー」というより「義務」です。絶対に忘れないでください。

打つ前に必ず確認!「前方に人がいないか」

自分がショットを打つ時、素振りをする時、必ず自分の前方はもちろん、左右や後方にも人がいないかを確認する癖をつけてください。特に初心者のうちは、ボールがどこに飛んでいくか分かりません。「まさか、あんな所に飛ぶはずがない」という思い込みが、一番危険です。

もしもの時の魔法の言葉「フォアー!」

もし、打ったボールが隣のホールや、人がいる方向に飛んでしまったら。その瞬間に、恥ずかしがらずに、人生で一番大きな声で「フォアー!」と叫んでください。

これは、危険を知らせるための、非常に重要で親切な行為です。これを叫ばなかったことで事故が起きれば、それはあなたの責任問題になりかねません。逆に、「フォアー!」という声が聞こえたら、すぐに両手で頭を覆い、しゃがんで安全を確保しましょう。

【マナー③】コースの保護|ゴルファーの品格は「跡始末」に表れる

美しいゴルフコースは、ゴルファー全員で守り育てる共有財産です。自分がつけた傷跡は、自分で直すのがゴルファーとしての嗜みであり、品格です。

ショットで削れた芝生(ディボット跡)の修復

アイアンショットを打つと、芝生が削れて飛んでいくことがあります(ディボット)。この削れた芝生を元の場所に戻し、軽く足で踏みましょう。近くに砂の入った「目土袋」があれば、その砂をかけてあげるのがベストです。

グリーン上のボールマークの修復

ボールがグリーンに直接落ちると、凹みができます。これを「ボールマーク」と呼び、放置すると芝が枯れてしまい、グリーンがデコボコになってしまいます。グリーンフォークという専用の道具を使って、必ず直しましょう。

【正しい直し方】
凹みの周りの芝を、内側に「寄せる」ように修復します。下からえぐるように芝を持ち上げると、根が切れてしまうのでNGです。これをサラッとできると、「この人、わかってるな」と一目置かれます。

【マナー④】同伴者への配慮|「沈黙」と「立ち位置」の美学

ゴルフは個人プレーですが、同伴者への配慮が欠かせません。気持ちよくプレーしてもらうための思いやりです。

他の人がプレー中は「静かに」「動かない」

同伴者がアドレスに入り、ボールを打とうとしている時は、おしゃべりをやめ、動きを止めましょう。特にパッティングなど、繊細な集中力が求められる場面では、物音や人の動きが非常に気になります。自分がされて嫌なことは、人にもしない。これが基本です。

立ってはいけない「NGゾーン」を覚える

プレーヤーの集中を妨げないため、立ってはいけない場所があります。

  • プレーヤーの真後ろ、真前:ショットの視界に入る場所は避ける。

  • パッティングライン上:ボールとカップを結ぶライン上、またその延長線上を踏むことは、ゴルファーにとって最も嫌われる行為の一つです。無意識に踏んでしまわないよう、常に注意しましょう。

【マナー⑤】挨拶と感謝|最高の1日を作るコミュニケーション

技術やスコアに関係なく、誰にでもできる最も簡単で、最も効果的なマナーです。

朝の挨拶から感謝の締めまで

  • 朝の挨拶:クラブハウスで会ったら「おはようございます!今日はよろしくお願いします!」と元気に挨拶しましょう。

  • プレー中の声かけ:同伴者が良いショットを打ったら、すかさず「ナイスショット!」と声をかけます。コースに響くこの一言が、場の雰囲気を最高に良くします。

  • 感謝の気持ち:キャディさんやゴルフ場のスタッフの方々にも「ありがとうございます」と感謝を伝えましょう。

  • プレー後の挨拶:プレーが終わったら、帽子を取り「ありがとうございました。お疲れ様でした」とお互いの健闘を称え合いましょう。


まとめ:マナーは、あなたを輝かせる最高のウェア

ゴルフマナーと聞くと、堅苦しくて難しいものだと感じるかもしれません。しかし、その根底にあるのは、「安全への配慮」「他人への思いやり」「コースへの感謝」という、ごく当たり前の美しい心です。

  1. プレーファスト:ショットではなく、準備を速くする意識。

  2. 安全の確認:打つ前の確認と、「フォアー!」の勇気。

  3. コースの保護:自分のつけた傷跡は、自分で直す。

  4. 同伴者への配慮:静かに見守り、邪魔にならない場所に立つ。

  5. 挨拶と感謝:「ありがとう」と「ナイスショット!」を忘れずに。

最初から全てを完璧にこなす必要はありません。大切なのは、「マナーを守ろう」と一生懸命に行動する、そのひたむきな姿勢です。その姿勢さえあれば、周りの先輩ゴルファーは、きっとあなたのことを温かく見守り、助けてくれるはずです。

マナーは、あなたというゴルファーを最も輝かせる、最高のウェアです。ぜひ、自信を持って、最高のゴルフデビューを楽しんできてください!

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