「同じように練習しているのに、なぜあの人は上達するんだろう?」
「頑張っているつもりなのに、自分だけ上達が遅い…」
ゴルフを続けていると、「上達が早い人」と「なかなか上達しない人」の違いを感じたことがあると思います。
私はゴルフ研修生として、数えきれないほどのアマチュアゴルファーを間近で見てきました。
その中で確信したのは…
「上達には、確実な“共通点”がある」ということ。
今回は、そんな現場経験を通して見えてきた
「上達する人・しない人の決定的な違い」
をお話ししていきます。
なぜ「上達する人」と「しない人」が分かれるのか?
ゴルフの上達には、才能や身体能力も多少関係しますが、
それ以上に大きいのは考え方と取り組み方の違いです。
✔ 何を意識して練習しているのか
✔ どんな姿勢で人の話を聞いているのか
✔ ミスから何を学んでいるのか
これらの違いが、気づかないうちに大きな差になって表れてくるんです。
上達する人の共通点
① 素直に学ぶ姿勢がある
上達する人は、とにかく素直。
コーチや上級者のアドバイスを真剣に聞き、まずは「その通りやってみよう」と行動に移します。
「なるほど、そうなんですね。じゃあそれやってみます!」
この言葉を自然に口にできる人は、確実に伸びます。
② 基本を繰り返すのを嫌がらない
地味なグリップの確認やアドレス、素振りなど、“当たり前の練習”を丁寧にこなすのが上達する人。
「なんか地味だなぁ…」と思うような練習でも、
➡ 毎日コツコツ続ける人が、結局一番強いです。
③ 自分の課題を把握している
ミスをしたときに「なぜそうなったのか」を考える癖がある人は、次の一歩が早い。
「右に出たのは体が開いたからだな」
「トップしたのは目線がぶれたからかも」
こんなふうに、自己分析が自然とできる人は、成長が早いです。
④「聞く力」がある
教えてもらう側として、
✔ 相手の言っていることをしっかり聞く
✔ わからないところはきちんと質問する
聞く姿勢がある人=上達が早い人でした。
❌ 上達しない人の共通点
① すぐに“自己流”に走る
教えてもらったことを無視して、
「自分なりにやってみます!」と勝手にアレンジしてしまう人。
気持ちはわかるのですが、これでは成長スピードが鈍化してしまいます。
② フォームばかりにこだわる
✔ スイング動画ばかり見ている
✔ 見た目の「形」ばかり気にしている
✔ “映えるスイング”に執着している
もちろん綺麗なスイングは大切ですが、
結果(インパクト)が伴っていないのにフォームを追いかけるのは逆効果です。
③ 人のアドバイスを聞かない
「それは自分には合わないんですよ」
「いや、でも前はこれで打てたんで」
とにかく言い訳が多く、人の話を受け入れようとしないタイプは上達が止まりがちです。
④ “練習したつもり”になっている
1時間打ちっぱなしで球を打って満足。
でも振り返ってみると、何も意識せずにただ打っていただけ。
これは非常によくあるパターンです。
❌「練習した気になるだけの練習」では上達しません。
上達を加速させる考え方とは?
「完璧を目指すな。改善を続けろ」
上達する人は、常に完璧ではありません。
でも、少しでも良くなろうと意識して練習を積んでいます。
100点を目指す必要はありません。
大事なのは、昨日より1点でも成長する意識です。
「ゴルフは自分のクセとの対話」
人にはそれぞれ身体の動き方や癖があります。
上達する人はそれを否定せず、どう活かすかを考えています。
「癖=悪」ではありません。
自分の癖と上手に付き合うことが、上達のカギです。
ゴルフ研修生時代の印象的なエピソード
私が研修生だった頃、
同じ練習環境で、明らかに成長が早い人がいました。
その人はとにかく素直で、
アドバイスをもらったらその場ですぐ試す。
そして失敗しても、なぜできないかを必ず考えていたんです。
一方で、口だけで「がんばります!」と言って、
打ちっぱなしでただ球を打って満足して帰る人も。
環境は同じでも、取り組み方ひとつで上達度はまるで違いました。
まとめ|上達は「シンプルな習慣の積み重ね」
ゴルフが上達する人・しない人の違いは、
特別な才能や器用さではありません。
大事なのは――
✅ 素直に学び、基本を繰り返す
✅ ミスを分析して、改善を続ける
✅ 「できてるつもり」に気づく力
そして、ゴルフを心から楽しんでいること。
楽しみながら正しい努力を積み重ねれば、
あなたも必ず「上達する側」に入れます。
まずは今日の練習から、「意識するポイントを1つ決めて」やってみてください。
その積み重ねが、半年後の自分を大きく変えてくれますよ!
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