【ゴルフ初心者向け】練習場の仕組みと選び方|元研修生が教える後悔しない施設選びの全知識

初心者向けレッスン

「ゴルフを始めた!まずは練習に行きたいけど…」

その一歩が、なぜかとても重く感じていませんか?

「ゴルフ練習場(打ちっぱなし)って、どういうシステムなの?」
「料金は?何を持っていけばいい?」
「一人で行って、変な目で見られたらどうしよう…」

こんにちは!元ゴルフ研修生のkenです。
ゴルフ上達に欠かせない練習場。しかし、その入り口には、初心者にとって高くて見えないハードルがたくさん存在します。その気持ち、痛いほどよく分かります。

でも、安心してください。
この記事では、そんなあなたの不安を一つ残らず解消します。ゴルフ練習場の基本的な仕組みから、元研修生の私が「ここをチェックすれば間違いない!」と断言する施設選びのポイント、さらには初心者が抱く素朴な疑問まで、すべてを網羅して解説します。

この記事を読み終える頃には、あなたはゴルフ練習場の専門家になり、自信を持って練習への第一歩を踏み出せるはずです。


まず知っておこう!ゴルフ練習場の「基本の仕組み」

さあ、いよいよ練習場デビューですね!その前に、「まだクラブも持っていない」「何から手をつければいいかサッパリ…」という方は、まずこちらの記事からお読みください。後悔しないゴルフの始め方の全ステップを解説しています。

ゴルフ初心者が最初にやるべきことは?元研修生が教える後悔しない始め方の全ステップ
「ゴルフを始めたいけど、何から手をつければ…?」そんなゴルフ初心者のお悩みを元研修生が解決!自己流で遠回りしないための、後悔しない始め方の全ステップを伝授します。まずはこの記事を読んで、賢くゴルフデビューしましょう。

 

「打ちっぱなし」と一言で言っても、そのシステムは施設によって様々です。まずは、基本的な仕組みと利用の流れを理解して、心の準備をしましょう。

料金システムは主に2種類「ボール貸し」と「時間制打ち放題」

ゴルフ練習場の料金システムは、大きく分けてこの2つです。どちらが良いかは、あなたの練習スタイルや目的によって変わります。

① ボール貸し(プリペイドカード式)

1球あたりの単価が決まっている、最もオーソドックスな方式です。
フロントで専用のICカード(プリペイドカード)を購入・チャージし、打席の機械にセットしてボールを出します。

  • メリット:1球1球を大切に打つので、集中した質の高い練習ができる。短時間で少しだけ練習したい時に便利。

  • デメリット:球数を気にするあまり、ミスを恐れてスイングが小さくなりがち。

  • 料金相場:1球あたり8円~15円程度(早朝や深夜、2階打席は安い傾向あり)

② 時間制打ち放題

決められた時間内(例:60分、90分)であれば、何球打っても料金が変わらない方式です。

  • メリット:球数を気にせず、スイング作りに没頭できる。とにかくたくさん打ちたい初心者には最適。

  • デメリット:時間が迫ってくると焦ってしまい、練習が雑になる可能性がある。

  • 料金相場:60分で1,500円~2,500円程度(時間帯や曜日、地域などで変動)

【元研修生のワンポイント】
初心者のうちは、ミスショットが多く球数をこなしがちです。まずは「時間制打ち放題」で、球数を気にせずスイングの基礎固めに集中することを強くおすすめします。

意外と見落とす「入場料」と「照明料」

ボール代とは別に、施設を利用するための「入場料(打席料)」がかかる場合がほとんどです(300円~500円程度)。また、夜間(ナイター)に利用する場合は、打席を照らすための「照明料」(100円~300円程度)が別途必要になることも覚えておきましょう。

これで安心!ゴルフ練習場での一般的な利用の流れ【5ステップ】

  1. フロントで受付:初めての練習場なら、「初めてです」と伝えましょう。スタッフの方が丁寧にシステムを説明してくれます。ここで料金プランを選び、ICカードやロッカーの鍵を受け取ります。

  2. 打席を選ぶ:空いている打席の中から、好きな場所を選びます。(1階と2階の違いは後述)

  3. ボールを出す:打席に備え付けの機械にICカードを挿入したり、コインを入れたりすると、自動でボールがティーアップされます。

  4. 練習開始!:周りの安全を確認しながら、思う存分練習しましょう。

  5. 終了・精算:練習が終わったら、ICカードなどを持ってフロントに戻り、精算をします。


【元研修生が伝授】後悔しないゴルフ練習場の選び方5つのポイント

さて、仕組みがわかったところで、次は「どんな練習場を選ぶべきか」という本題です。ただ近い、安いという理由だけで選ぶと、上達の妨げになることも。以下の5つのポイントをチェックしてみてください。

ポイント①:距離|理想は200ヤード以上。球筋がわかる広さがあるか?

練習場のネットまでの距離は、非常に重要です。なぜなら、自分の本当の飛距離や、ボールがどれくらい曲がるか(球筋)を確認するためには、ある程度の広さが必要だからです。

理想は200ヤード以上。これだけあれば、ドライバーショットの弾道も最後まで確認できます。初心者のうちは150ヤードでも十分ですが、上達して飛距離が伸びてくると、物足りなさを感じるかもしれません。

ポイント②:ボールの質|あなたの打球を決める重要な要素

「練習場のボール(レンジボール)は飛ばない」とよく言われます。これは事実で、耐久性を重視して作られているため、コースで使うボールとは性能が異なります。
しかし、その中でも「質の差」は歴然です。

  • 良いボール:見た目が綺麗で、傷が少ない。ブランドが統一されている。コースボールに近い打感と飛距離が出る。

  • 悪いボール:汚れていて、傷だらけ。様々なブランドが混在している。本来の性能が出ず、打感も悪い。

ボールが綺麗な練習場は、施設の管理が行き届いている証拠でもあります。

ポイント③:打席マットの状態|上達を左右する足元の環境

見落としがちですが、打席の人工芝マットの状態は非常に重要です。

  • 良いマット:適度な抵抗があり、コースの芝に近い感覚で打てる。

  • 悪いマット:すり減ってツルツル。このようなマットで打つと、多少ダフっても(ボールの手前の地面を叩いても)クラブが滑ってくれるため、ナイスショットだと勘違いしてしまいます。これでは、コースに行った時に本当のダフリ地獄を味わうことになります。

ポイント④:付帯施設の充実度|アプローチ・バンカー練習場はあるか?

ゴルフのスコアの約7割は、100ヤード以内のショットとパッティングで決まります。つまり、アプローチとバンカーの練習こそ、スコアアップの最大の近道なのです。

練習場に、これらの練習ができる専用エリアが併設されているかを確認しましょう。少し料金が追加でかかっても、利用する価値は絶大です。

スコアの7割を占めると言われるこの100ヤード以内の精度こそ、100切りへの最大の鍵です。グリーン周りでのザックリやトップをなくすアプローチの基本については、こちらの記事で徹底解説しています。

そのザックリ、原因は“構え”にあり。|私が研修生時代に学んだアプローチの絶対基本
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また、多くの初心者が絶望するバンカーショットも、正しい打ち方さえ知れば怖くありません。その極意はこちらの記事で学べます。

【ボールを打つな!】それがバンカーショットの極意|私が研修生時代に学んだ“砂爆発”の真実
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ポイント⑤:雰囲気と客層|あなたがリラックスできる場所か?

これは意外と大切です。
競技志向の上級者が静かに黙々と打ち込む練習場もあれば、初心者や女性、ファミリー層が多く和気あいあいとした雰囲気の練習場もあります。

最初は、周りの目を気にせず練習に集中できる、初心者歓迎の雰囲気の場所を選ぶのが精神的に楽かもしれません。施設のウェブサイトや口コミサイトで、どんな人が多く利用しているのかをチェックしてみましょう。


ゴルフ初心者の「練習場あるある疑問」を元研修生が解決!

Q1. 打席は1階と2階、どっちがいいの?

  • 1階:コースと同じ目線で打てるため、より実践的な弾道の確認ができます。特にアプローチ練習には最適です。

  • 2階:上から見下ろす形になるので、ボールの落下地点まで見やすく、弾道全体を把握しやすいです。また、一般的に1階より料金が少し安い傾向があります。

【結論】
初心者のうちは、ボールの行方が分かりやすい「2階」から始めるのがおすすめです。打ち下ろしになる分、気分良くボールが飛んでいくように感じるので、モチベーションも上がります。スイングが固まってきたら、1階でより実践的な練習に移行しましょう。

Q2. 一人で行っても大丈夫?浮いたりしない?

全く問題ありません。むしろ、ほとんどの人は一人で来ています。
周りの人は、あなたの上手い下手を全く気にしていません。みんな自分の練習に集中しています。ペアやグループで来ている人たちのおしゃべりが気になるなら、少し離れた打席を選べばOK。一人で黙々と練習する方が、上達への近道です。

Q3. どんな服装で行けばいいの?

動きやすい服装であれば、基本的には何でも大丈夫です。
Tシャツ、ポロシャツ、ジャージ、ジーンズでも全く問題ありません。ただし、体を大きくひねるので、伸縮性のない服は避けましょう。また、本番のコースを想定して、ゴルフシューズを履いて練習すると、足元の感覚が養われるのでおすすめです。

Q4. 何を持っていけばいいの?

  • ゴルフクラブ(初心者はまず7番アイアン1本からでもOK)

  • ゴルフグローブ(手のマメ防止と滑り止めに必須)

  • 動きやすい靴

「まだクラブを持っていない」という方でも大丈夫。多くの練習場ではレンタルクラブサービス(1本300円程度)があるので、手ぶらで行って試すことも可能です。

ちなみに、練習の基本となる「7番アイアン」ですが、実はヘッドの形状やシャフトによって性能が全く異なります。あなたのレベルに合った、ミスに強いアイアンの選び方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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さあ、質の高い練習を始めよう

これで、あなたはもう練習場の使い方で迷うことはありません。

しかし、場所の使い方が分かっても、練習内容そのものが間違っていては意味がありません。あなたの大切な時間を無駄にしないための、正しい練習の順番と、多くの初心者が陥りがちな「NG練習行動」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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まとめ:自分に合った練習場は、最高の上達パートナー

ゴルフ練習場は、決して怖い場所ではありません。正しい知識さえあれば、そこはあなたのゴルフライフを豊かにしてくれる、最高の遊び場であり、道場です。

  1. 仕組みを理解する:最初は球数を気にしない「時間制打ち放題」がおすすめ。

  2. 5つのポイントで選ぶ:「距離」「ボール」「マット」「付帯施設」「雰囲気」をチェックする。

  3. 疑問を解消する:打席は2階から、服装は自由、一人でも全く問題なし!

  4. 行動する:まずは自宅近くの練習場を検索し、一度見学に行ってみる。

あなたにぴったりの練習場という「最高のパートナー」を見つけて、ゴルフ上達への確かな一歩を踏み出してください。応援しています!

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