「ゴルフ、始めてみたいけど…一体何から手をつければいいんだろう?」
新しい趣味としてゴルフに興味を持ったあなたの胸には、ワクワクする気持ちと同時に、途方もない不安が渦巻いているのではないでしょうか。
「いきなり道具を全部そろえるの?」
「練習って、どこでどうやるの?」
「レッスンって受けた方がいいのかな…」
こんにちは!元ゴルフ研修生のkenです。
プロを目指してゴルフに明け暮れていた時代、そして多くの初心者の方のスタートをサポートしてきた中で、私はある「残酷な真実」を目の当たりにしてきました。それは、ゴルフは「最初の始め方」を間違えると、その後の上達が驚くほど困難になるということです。
間違ったスタートを切ったことで、変な癖に悩み、時間もお金も無駄にし、ついにはゴルフが嫌いになって辞めてしまう…。そんなゴルファーを、私は何人も見てきました。
だからこそ、この記事を読んでくれているあなたには、絶対に後悔してほしくない。
今回は、私がこれまでの経験で確信した「ゴルフ初心者が最初にやるべきこと」を、具体的な4つのステップに分けて完全解説します。この通りに進めれば、あなたは遠回りすることなく、最短ルートでゴルフの楽しさと上達の喜びを味わうことができるはずです。
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なぜ「最初のステップ」がゴルフ人生の全てを決めるのか?
本題に入る前に、少しだけお付き合いください。なぜ、私がこれほど「始め方」にこだわるのか。それは、ゴルフの上達が「家の建築」と非常によく似ているからです。
どんなに立派な壁や屋根を作ろうとしても、土台となる基礎がグラグラだったら、その家はすぐに傾き、崩れてしまいます。ゴルフにおける「最初のステップ」は、まさにこの「土台作り」。ここで間違った基礎工事をしてしまうと、後から修正するには何倍もの時間と労力、そしてお金が必要になるのです。
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我流の危険性:自己流で身につけた癖は、上達の壁となってあなたの前に立ちはだかります。
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正しいスタートの価値:正しい基礎があれば、その後の成長スピードは驚くほど速く、ゴルフはもっともっと楽しくなります。
焦る必要はありません。この記事で、あなただけの頑丈な土台を一緒に作っていきましょう。
【ステップ1】クラブを握る前に!「ゴルフに触れる」準備期間
多くの人が、ゴルフを始めようと決意すると、すぐにゴルフショップや練習場に駆け込みます。しかし、本当のスタートラインは、その一歩手前にあります。
無料でOK!YouTubeで「理想のスイング」を目に焼き付ける
まずは、スマートフォンでYouTubeを開き、「ゴルフ プロ スイング」と検索してみてください。男子プロの力強いスイング、女子プロのしなやかで美しいスイング…何でも構いません。
目的は、理論を理解することではありません。「美しいスイングとは、こういうものか」と、ぼんやりとでも良いので、理想のイメージを目に焼き付けることです。
特に、スイングのリズムや、打ち終わった後のフィニッシュの形に注目してみてください。全員がピタッとバランス良く静止しているはずです。この「理想のイメージ」が頭の中にあるかないかで、今後の上達スピードは大きく変わります。
手ぶらでGO!「体験レッスン」でゴルフとの相性をチェック
「いきなりレッスンなんてハードルが高い!」と思いますよね。でも、ほとんどのゴルフスクールが提供している「体験レッスン」は、初心者にとって最高のスタート地点です。
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手ぶらでOK:クラブもシューズも無料でレンタルできるところがほとんど。
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プロが基本を教えてくれる:クラブの握り方(グリップ)から、構え方(アドレス)まで、ゼロから丁寧に教えてもらえます。
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自分との相性を確認:「自分はゴルフを楽しめそうか?」「続けられそうか?」を判断する絶好の機会です。
いきなり入会する必要はありません。まずは「お試し」のつもりで、気軽にゴルフの世界に触れてみてください。ここで「楽しい!」と感じられたら、次のステップに進むGOサインです。
【ステップ2】いきなり買うな!後悔しない「賢い道具の揃え方」
ゴルフの楽しさに触れたら、いよいよ自分の道具が欲しくなります。しかし、ここで焦ってはいけません。初心者が最も後悔するポイントが、この「道具選び」です。
最初の相棒は「7番アイアン」1本だけでいい
「初心者向けのフルセット」が魅力的に見える気持ちは痛いほど分かります。しかし、断言します。あなたが最初に買うべきクラブは、「中古の7番アイアン」1本だけです。
【なぜ7番アイアンなのか?】
7番アイアンは、クラブセットのちょうど中間に位置し、長さも重さも標準的。正しいスイングの基本が全て詰まっている「基準のクラブ」だからです。この1本をしっかり打てるようになれば、他のクラブも自然と打てるようになります。
ゴルフ中古ショップに行けば、数千円で手に入ります。まずはこの1本とじっくり向き合い、「友達」になることから始めましょう。
本当に必要なのは「グローブ」と「動きやすい靴」
クラブより先に、むしろこちらを準備してください。
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ゴルフグローブ(片手用):手の皮がむけるのを防ぎ、滑り止めにもなる必須アイテム。必ず試着して、自分の手にピッタリとフィットするものを選びましょう。ブカブカはNGです。
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シューズ:最初の練習場段階では、履き慣れたスニーカーで全く問題ありません。コースデビューが決まってから、ゴルフ専用シューズ(歩きやすいスパイクレスがおすすめ)を検討すれば十分です。
フルセットはいつ買う?焦らないための判断基準
では、いつフルセットを買えばいいのか。目安は以下の通りです。
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レッスンに通い始め、コーチに「そろそろですね」と言われてから。
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7番アイアンで、コンスタントにボールが前に飛ぶようになってから。
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コースデビューの予定が決まってから。
あなたのスイングがある程度固まってからの方が、自分に合ったクラブを選べます。焦って買ったクラブは、あなたの成長を妨げる「合わない服」になる可能性があることを覚えておいてください。
【ステップ3】練習デビュー!「最初の練習でやるべき唯一のこと」
7番アイアンとグローブを手に入れたら、いよいよ練習場(打ちっぱなし)デビューです。しかし、ここでも多くの初心者が道を誤ります。
目的は「ボールを遠くに飛ばす」ことではない!
目の前にボールがあると、どうしても遠くに飛ばしたくなります。しかし、最初の練習の目的はそれではありません。本当の目的は、「体験レッスンで教わった、正しいクラブの振り方を体に覚えさせる」こと。ボールに当たるか当たらないかは、二の次です。
魔法の練習「小さな振り幅」に8割の時間を使おう
あなたが練習場でやるべきことは、フルショットではありません。腰から腰までの小さな振り幅(ビジネスゾーン)での素振り、そして実際にボールを打つ練習です。
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正しいグリップとアドレスを確認:一球一球、面倒でも必ずグリップとアドレスの形をチェックします。
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振り子のイメージで:腕の力は抜き、体の回転を使って、時計の「8時から4時」まで、クラブを振り子のように振ります。
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「カチッ」と芯に当たる感覚:この小さなスイングで、ボールの芯を捉える「カチッ」という軽い音と、手に伝わる心地よい感触を追い求めます。
もし100球打つなら、80球はこの小さなスイングの練習に費やしてください。地味で退屈に感じるかもしれませんが、この練習こそが、美しいフルショットへと繋がる唯一の道なのです。
【ステップ4】独学は遠回り。「レッスンプロ」という最強の羅針盤を手に入れる
最後のステップにして、最も重要なステップかもしれません。それは、信頼できるレッスンプロを見つけることです。
なぜ独学は危険なのか?客観的な「目」の価値
YouTubeなどを見れば、ゴルフ理論はいくらでも学べます。しかし、動画はあなたのスイングを見て「そこは違いますよ」とは教えてくれません。自分では正しくやっているつもりが、客観的に見ると全く違う動きになっている。これが独学の最大の落とし穴です。
レッスンプロは、あなたのスイングを客観的に分析し、「今のあなたに必要な、たった一つのアドバイス」を与えてくれます。これは、情報の大海をさまよう独学に比べ、圧倒的に効率的で、上達への最短ルートを示してくれる「羅針盤」を手に入れるようなものです。
良い先生との出会いがゴルフ人生を変える
体験レッスンなどを通じて、ぜひ「この人になら習いたい」と思えるプロを見つけてください。良い先生は、あなたのゴルフ人生を何倍も豊かにしてくれます。
※絶対に独学がダメというわけではありません。独学で試したいという方はこちらから⇩⇩

まとめ:後悔しないゴルフの始め方、4つの鉄則
あなたのゴルフ人生を最高のものにするための、最初のステップを振り返りましょう。
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【知る】 まずは体験レッスンでゴルフに触れ、「楽しい!」という気持ちを確認する。
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【揃える】 焦ってフルセットを買わない。最初の相棒は「7番アイアン」1本で十分。
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【練習する】 遠くに飛ばそうとしない。「小さな振り幅」でスイングの土台を徹底的に固める。
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【習う】 独学に限界を感じる前に、信頼できるレッスンプロという最強の羅針盤を手に入れる。
ゴルフは、正しく始めれば、年齢を問わず一生楽しめる最高のスポーツです。焦らず、他人と比べず、自分のペースで一歩ずつ進んでいけば、必ず上達の喜びを味わうことができます。
この記事が、あなたの素晴らしいゴルフライフの、後悔のない第一歩となることを心から願っています。
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